こだわり
夏涼しい住まいには、その理由があります。
冬暖かい住まいには、その理由があります。
いつも明るい住まいには、その理由があります。

深くその理由を考えた住まいの設計を行う事によって、建物そのものが、春も、夏も、秋も、冬も心地よい暮らしを生み出してくれます。
こうした設計の事を「パッシブデザイン」と呼ぶのですが、設備のことを考える前に、このパッシブデザインを追求することが、私たちのとても重要な役割だと考えています。

太陽光発電は心地よい住まいを生み出すと考えますか?
エアコンさえあれば、心地よい毎日を送る事ができると思いますか? 太陽光発電はあくまで発電装置でしかありません。
太陽光発電をつければ快適になるのなら、コンセントのある家はすべて快適になるはずです。エアコンをいくらかけても心地よさが得られない家はたくさんあります。それは建物に工夫が足りないからです。
エアコンをいくらかけても心地よさが得られない家はたくさんあります。それは建物に工夫が足りないからです。
何より大事なのは、こうした設備に頼らなくても心地よく過ごせる家にする事です。日々の暮らしに本当に大切なものは何かを考えれば、設備ではなく建物そのものの在り方をしっかり考えるべきということが見えてきます。
省エネルギーの暮らしを適切に考えて、本当に暮らしやすい生活を

小さなエネルギーで暮らせる家にしたい。今やとても多くの人がそう考えているでしょう。そんな家が実現すれば、原発に頼らない社会に向かいながら、毎月の生活費を節約する事にもつながります。
ここで私たちが何より重視しているのは「パッシブデザイン」です。パッシブデザインとは、建物の在り方で心地よさを生み出す設計の事なのですが、そうする事で同時にエネルギーの消費を減らす事になります。
そしてさらに暖房や冷房、給湯等の設備、大陽初田野太陽熱温水器などを適切に選ぶことによって、本当にとても小さなエネルギーで暮らせる家が実現できるのです。
木材について
神谷建築スタジオの家づくりは木造を主としています。
法規的に木造が建設できない敷地以外は木造で家づくりをしていきたいと思っています。ではなぜ木造なのか。
木は自然素材である、リサイクルが可能である、加工が容易である、LCA で見ても優れた素材である…など色々ありますが、単純に住宅という「人の生活を包み込む器」をつくる素材の中で、木が一番心安らかに生活していける空間をつくり出すことが出来る。と身体全体で感じているからです。
そして使用する木は日本の木、国産材にこだわって使用しています。
これもなぜか。難しいことは置いておいて、日本に建てるんだから日本の木が一番適しているに決まっているじゃないか。そう思うからです(難しいこともちゃんと考えてはいるのですが)。
最低でも四十年

建築の素材として使われる木は樹種にもよりますが、構造材として主に使用する針葉樹はおよそ40 年で適寸に生長します。
ですから神谷建築スタジオでは最低でも40 年間は住まい手の生活を許容し、安全を保つ家を設計します。
家づくりに使用する木が生きてきた時間、またその木を刈った後、次の世代が生長して、再び素材として使用できるようになるまではもたせる。こういった自然のサイクルを大切にして家づくりをしていきます。
もちろん40 年は最低のライン。50 年・60 年と住まい続けられる家づくりをしていきます。
安ければいい、早くできればいいといったようなバラック的な家づくりは絶対におこないません。